本発明による架橋助剤は、TAICと組み合わせたウレタンポリ(メタ)アクリレートを含む。
ウレタンポリ(メタ)アクリレートは、例えば、有機イソシアネートと水酸基含有(メタ)アクリレートとから合成することができる。高分子量のウレタンポリ(メタ)アクリレートが好ましい。ウレタンポリ(メタ)アクリレートの数平均分子量は1000以上、好ましくは1200以上である。ウレタンポリ(メタ)アクリレートの数平均分子量の上限は通常10,000である。
有機イソシアネートは、分子内に2つ以上のイソシアネート基を有する化合物である。有機基としては、直鎖、分岐または環状の脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基、イソシアヌレート基などの複素環基が挙げられる。有機イソシアナートの具体例としては、1,6-ヘキサメチレンジイソシアナート、イソホロンジイソシアナート、トルイジンジイソシアナート、MDI(ジフェニルメタンジイソシアナート)、水素化MDI、キシリレンジイソシアナート、1,6-ヘキサメチレンジイソシアナートの三量体、イソホロンジイソシアナートの三量体、およびお気に入り。
水酸基含有(メタ)アクリレートは、分子内に1つ以上の水酸基を有する(メタ)アクリレートである。水酸基含有(メタ)アクリレートとしては、例えば、多価アルコールの(メタ)アクリレートが挙げられる。水酸基含有(メタ)アクリレートの具体例としては、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリメタクリレート、ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、トリペンタエリスリトール(メタ)アクリレート、ポリアルキルジオール(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレート、ポリアルキレングリコール(メタ)アクリレート、グリセリンジ(メタ)アクリレートおよびポリオール(メタ)アクリレート。これらのヒドロキシル基含有(メタ)アクリレートは、単一のアクリレートまたはこれらのアクリレートの混合物の形態であり得る。
ウレタンポリ(メタ)アクリレートとTAICの配合比(重量比)は、通常1:9〜9:1、好ましくは1:1〜1:4である。